4月22日午後から学生たちを率いて京北へ。卒業制作の古民家改修作業1日目は図面とこれからの作業を説明、根太を撤去して大引きを確認、腐朽が甚だしい4本を撤去、新材に継ぎ手と束の位置をマークして学校に持ち帰り、次回までに刻みをしてもらいます。
太め丸太の大引きに乗っているのは半割丸太の根太。太さが違うので、大引きに載せるところをはつってある。すべてナンバーをつけて外し、物置へ。
中央付近の柱には屋根の重量が大きくかかっている。基礎石がこれ以上沈まないように、石の周囲に砕石を置いて叩き締めます。
家全体の根太を片付けました。傷んだ大引きを新材と交換するために、チェック。
アメリカで仕事している金子棟梁がアドバイスに来てくださいました。みんなでお昼ごはん。
傷んだ大引きに替える材の刻み加工の担当を決めます。次回までにそれぞれ継ぎ手と束、束のほぞ穴をこしらえておくように。
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4月29日お休みの学校で京北の古民家改修チームが大引きの刻み作業をしています。
2時間ほど手伝って17本の束を木取り墨付けた。明日の放課後、ほぞを付けて込栓を仕込んでもらい、明後日の午後から京北の現場へ。頑張ってね。
つくった束のほぞを穴に差し込んで、込栓の位置を出し、引き寄せ寸法をを2mmほど採って墨を付ける。昨年、木工基礎で覚えたことをやってもらいます。
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5月1日午後から京北へ。今日は仮の根絡みを仕込んでジャッキアップをしてみたい。金子棟梁に説明して、手元にある杉の2*4.5寸材があったので、それを刻んでやってみようとなった。
折りからの低気圧前線の通過で大きな雷が轟き、外の土砂降りを横目で見ながらの作業となった。学生たちに柱の下部に根絡みを仕込む刻みをしてもらっている間にJackson 君にレーザーのレベル墨と鴨居からの下がり基準墨をマークしてもらう。基準は沈下の小さい大黒柱。真ん中の柱2本がおよそ1寸下がっているので、それを根絡みで結び、4つの油圧ジャッキで揚げる。
レーザーでレベル墨を出し、大黒柱の鴨居寸法を取る。柱は1寸ほど沈下していることが2本の墨にあらわれる。
柱の根元を15mmほど削る。
根絡み材も15mm削るので、両側から30mmずつ根絡みが柱を抱き合わせることになる。
仮の根絡み材が杉なので、ちょっと非力だ。噛み合わせてボルトで締め付け、両側の根絡みと2本の柱を一体化させる。下の隙間に2つずつ油圧ジャッキを掛けて2本を同時に揚げるのだ。
杉は柔らかく、弱い。どうしても直下で揚げられず、脇で揚げるので、曲げがかかり、途中で音を上げ始める。サイドの上屋柱はなんとか1寸上がったけれども、中央の柱では半分ほど揚げたあたりでパシッと音がして根絡み杉に大きな割れ目が入ってしまった。今日はここまで。楔をこしらえて柱の底に叩き入れる。次回は檜の根絡みをちゃんと入れてもう一度揚げることにしよう。
中央の柱の負担面積はおよそ14m2、トタンを被った茅葺き屋根と小屋組、小屋床の荷重はおよそ180kg/m2、この柱には2t以上の荷重がかかっていて、それに梁の曲げ抵抗力が加わるから、3〜4tほどの力に対抗するジャッキ力が必要だ。ちょっとした力の伝達の不備が大きく作用してしまう。次回はもう一段、きちんと加工して備えることにしよう。
金子棟梁、学生諸君、お疲れ様でした。連休はしっかり楽しんでね。
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5月13日水曜日、午後から京北へ。折からの強い雷雨の中、現場に着くと晴れていた。
前回の続きで柱のジャッキアップ。根絡みを4つのジャッキでなんとか揚げたのだが、下に栗の楔を隙間なく打ち込んだのに、ジャッキを下げると半分ほど下がってしまう。柱の底が腐って耐力がないのだろう。次回はヒノキの根絡みでもう一度揚げて柱の底を切り詰めてみよう。
学生たちは新たな大引を既存のと継ぎ手をこしらえたり、束を仕込んだり。次回は根絡みを仕込もう。
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